2022年8月にお亡くなりになったTAKAさんへ
 普段は文章を入れずに更新しているポートフォリオですが、Takaさんへの追悼の意、教えていただ大切な事を自分の記録として残しておきたい気持ちになり書くことにしました。
Takaさんには写真撮影の楽しみ方を教えていただきました。素敵な写真を撮るための極意ではなく、趣味として長く楽しむための極意だっと今は感じています。
Takaさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
 元々、Takaさんは古い校舎の写真を集めた写真集を出されたこともある写真家。リタイヤ後は越谷アリタキ植物園でボランティアをする傍ら、私の勤め先の管理人室で週数回勤務されていた方。
はじめて一眼レフカメラを買い、1年半ほど経過したあたりに「管理人室に元写真家の方がいる」とのウワサを耳にしてお声かけさせてもらったのがキッカケだったと記憶しています。
一眼レフカメラはコンパクトカメラより綺麗に撮れることの理解はできたけど、操作の難しさに苦戦し、思い通りに撮れない自分は「撮影の楽しさ」をあまり感じていなかった頃でした。
二つのアドバイス
 どうしたら上手に写真が撮れるようになりますか?っと質問したところ、Takaさんからは二つのアドバイスを頂きましした。
普段からマニュアルモードで撮影してみてください。
自分の写真が人に見られている環境を作ってみてください。
この二つで、「写真の腕が上がりますよ。」とのこと。
早速、本やネットでマニュアルモード撮影について調べまくり、とりあえず実践あるのみ!の勢いで撮影開始。Takaさんと同じ「livedoorブログ」でページを作り、何撮ってるんだかよくわからない写真を載せ、メチャクチャな撮影設定の記録を書き込んだページをアップロードする日々がスタート。
もう、それだけで楽しくて楽しくて・・・・
中古レンズ
 一眼レフカメラの扱いに慣れてきた頃、いろいろな画角のレンズが欲しくなる。これは写真を趣味とする人のあるある。カメラのレンズってお高いのが多いですよね。
オススメのレンズについて相談した時・・・
いただいたアドバイスは
何のレンズを買うのかではなく、何を撮りたいか・・・ですよ。
そして、「カメラはダメだけど、レンズは中古でも十分!」っと。建物の全体や室内をど〜んと撮ってみたかった私は、中古の広角ズームレンズを物色し買った思い出があります。あれから数年経ちますが、今でも「何をどんな風に撮りたいか」をイメージしてから買うべきか否かを判断してますね。
コレクターであれば話は別ですが、カメラやレンズはあくまで「撮影手段」と理解してます。
たくさんのレンズを持っていれば撮影の幅が広がり楽しいですよね。資金的な理由が先立ちますが、いわゆる「レンズ沼」にハマらずにいるのもTakaさんのおかげと思ってます。
最後に
撮った写真を仕事終わりにTakaさんに見て頂くのが楽しみの一つでしたし、フォトコンで選出、雑誌掲載された時はいつも報告していました。終業後に交わす数分の会話でいろいろと教わったと感じています。おかげで写真撮影って本当に楽しいと心から感じながら撮影を続けられています。 
本当にありがとうございました。
 Takaさんに見てもらおうと思ってたけれど叶わなかった、2022年5月に撮影した長崎の「祈念坂」と「鍋冠山への坂の途中」の写真を最後に載せておきたいと思います。
「大好きなCarl Zeissのレンズ使って、こんな写真撮れましたよ。」
改めて、Takaさんのご冥福をお祈り申し上げます。

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